風の予感

風の予感

あの日、不可思議な気持ちで目覚めた。
夢のせいだった。

鳥は、空を自由に飛ぶ生き物だ
魚は、海を無尽に泳ぎ回る生き物だ。
ライオンは、野原をかけめぐる。
ウサギは、満月の夜に山の合間を飛び跳ねる。

海には、波があって。
空には、雲があって。
昼には、太陽、夜には月がある。

当たり前のことを失った時、何も見えなくなる。
だから、鳥が空を飛んでいると、嬉しくなる。
魚が、泳いでいるのを見ると愛おしくなる。
太陽が輝いていると、信じたくなる。
何故なら、それが、真実だからだ。

そういう、真実に出会うと、詩を書きたくなる。
それは、そういう真実に、自分が素直なだけだからだ。
だから、夢も似ている。
目に見えない真実を追いかけているだけだ。
誰も入れない。
誰も触れない世界。
自分という。

悲しい時に、何故、悲しいと言えない。
苦しい時に、何故、苦しさを隠す。
孤独な時には、孤独だと笑えば、
それで済む。

自分には、嘘はつかない。
見たいと思ったら、立ち上がり、
行きたいと思ったら、旅立つ。
だから、そんな自分を表現してきた。
美しいから、美しいと書いただけ。
何故なら、それが、本当の私だから。

私は、失うことはない、
目の前の当たり前が、
一番の真実で、
深い喜びという事を。

風の予感

あの日、不可思議な気持ちで目覚めた。
夢のせいだった。

鳥は、空を自由に飛ぶ生き物だ
魚は、海を無尽に泳ぎ回る生き物だ。
ライオンは、野原をかけめぐる。
ウサギは、満月の夜に山の合間を飛び跳ねる。

海には、波があって。
空には、雲があって。
昼には、太陽、夜には月がある。

当たり前のことを失った時、何も見えなくなる。
だから、鳥が空を飛んでいると、嬉しくなる。
魚が、泳いでいるのを見ると愛おしくなる。
太陽が輝いていると、信じたくなる。
何故なら、それが、真実だからだ。

そういう、真実に出会うと、詩を書きたくなる。
それは、そういう真実に、自分が素直なだけだからだ。
だから、夢も似ている。
目に見えない真実を追いかけているだけだ。
誰も入れない。
誰も触れない世界。
自分という。

悲しい時に、何故、悲しいと言えない。
苦しい時に、何故、苦しさを隠す。
孤独な時には、孤独だと笑えば、
それで済む。

自分には、嘘はつかない。
見たいと思ったら、立ち上がり、
行きたいと思ったら、旅立つ。
だから、そんな自分を表現してきた。
美しいから、美しいと書いただけ。
何故なら、それが、本当の私だから。

私は、失うことはない、
目の前の当たり前が、
一番の真実で、
深い喜びという事を。

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